
2026年3月25日より北九州市八幡西区 JR折尾駅改札内にて「折尾駅ジオラマ1960’」が展示されています。同年11月末までの展示予定です。
毎日新聞さんが素敵な動画を投稿してくだいました。2026.4.2

時代設定は1960~70年代(主に昭和40~50年代)とし、折尾駅と周辺の街並みを1/80スケールで再現しています。制作を開始したのは2016年です。この頃、私は通勤で折尾駅を使っていました。旧駅舎の解体が進み、駅の東口がプレハブの建物になりました。ホームや立体交差した路線は残っていましたが、いずれ全てが解体されると思うと日本初の立体交差の折尾駅を模型で残したいと考えるようになり制作にいたりました。

約100年の歴史ある旧駅舎の外観のうち、黄色い横板と白色の漆喰、朱色のひさしを纏った1960年代の姿を再現したい、また1968年(昭和43年)10月1日に実施されたダイヤ大改正により上の鹿児島本線には新型の電車、下の筑豊本線には蒸気機関車やディーゼルカーが立体交差に収まる情景も面白いと考えました。(はたして模型の車両が揃うのか…)
2016年時点で解体されず残っていたホームや上屋(ホームの屋根や梁)の構造など資料となるものは撮影できましたが、駅舎や街並みの十分な資料がなく奔走しました。奔走中、当時の折尾駅周辺の写真を数多く撮影されている写真家 故香山義憲氏を知りました。ジオラマ制作の趣旨をご理解いただき香山氏から百枚近い貴重な写真をお借りすることができました。この時の様子はFBS福岡放送「めんたいワイド 特集MOTTO!」のコーナーで紹介されています(2016.11.15放送)。周辺の建物は写真を基に模型的なアレンジを加えながら忠実に再現しています。


さらに、訪問した際に「JR折尾駅舎記録保存調査報告書※」という書籍が目に入り、見せていただきました。なんと書籍には駅舎解体から知り得た情報をまとめ、建設当時であった1916年(大正5年)の詳細な駅舎復元図が記載されていました。復元図は駅舎の制作に十分過ぎる資料となりました。この書籍も香山氏からお借りしました。
※の書籍は北九州市都市整備局折尾総合整備事務所により発刊
























初めて折尾駅を見たのは1999年、大学受験のため乗車した鹿児島本線の車内からでした。突如現れた風情ある駅舎と街並みに見惚れたことをよく覚えています。
展示を通じて、いろんな世代の方々に懐かしさや創造する楽しさのようなものを感じ取っていただけましたら大変嬉しく存じます。展示の機会をいただきましたJR折尾駅長はじめ職員の皆様にお礼申し上げます。
展示に際しご協力いただきました企業・メーカー様
「かしわめし弁当」立ち売りの声:株式会社東筑軒 https://tochikuken.co.jp/
車両自動運転 制御装置製作:KDR https://kdrstore.base.shop/
展示台製作:Yu’Factory 福岡県宗像市
展示台デザイン:ウィンタスデザイン事務所 https://wintas.net/
